遊戯療法(プレイセラピー)

当相談室では子どもとカウンセリングを行う際に遊戯療法を用いています。この方法ではカウンセラーは子どもと一緒に遊びます。「遊ぶだけで大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、実は遊びの中には子どもが感じていることがとてもよく表現されます。兄に不満を感じている子どもが人形遊びの中でお兄さん人形を攻撃するというのが単純な例ですが、実際はもっと微妙な形で表現されます。カウンセラーはその意味を理解しつつ遊ぶことになりますが、「自分が理解されている」と感じながら遊ぶことで子どもは傷ついた心を癒し、元気を取り戻し、そして、大きく成長します。遊戯療法を通して子どもがたくましく成長していく姿を見て、カウンセラーの私も心が揺さぶられることがしばしばあります。この方法はトラウマ、不登校、発達障害などの問題に用いられます。
聖蹟桜ヶ丘心理相談室
臨床心理士:波多江 洋介
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