「ヒトチャレンジ試験」の必要性

　政府は2月18日、次の感染症危機に備え、ワクチンや治療薬の研究開発の為に健康な人に病原体を感染させる「ヒトチャレンジ試験」導入の必要性の調査を決めた。本試験は、コロナ禍でも英国で実施されたウイルス等の病原体を意図的に健康な人に感染させ、病気の発症や病状の経過、薬やワクチンの候補の効果を確かめる方法。国立感染症研究所所長は、ワクチン開発の治験を国際水準に引き上げる為と、試験の必要性を主張する。ところで国際基準でスピーディーに開発されたコロナワクチンの成果はどうだったのか？　多くの国民がこれ以上のワクチン接種の必要性に疑問を抱いたことで大量の在庫となり何千億円分が廃棄されている。ヒトチャレンジ試験の検討でなく、コロナワクチンの治験で安全性や有効性がどうだったかの検証の方が優先順位は高いように感じる。

アクリアデンタルクリニック
院長:多田 大樹

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