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漢方コラム(154)心の疲れにも漢方

最近、脳や心が疲れている方がとても多いと思いませんか? 一説によると、現代の1日の情報量は、平安時代の一生分に当たるそうですから、脳が疲れるのは仕方ないかもしれません。脳と心の疲れが蓄積すると、不眠症、イライラ、不安感から始まり、悪化すればうつ病や希死念慮に悩まされます。精神科や心療内科の初診は数ヶ月待ちと聞きます。そこまで悪化する前に、精神症状に使う漢方薬も症状・体質によって、さまざまな種類がありますので、相談してみてください。また、突然の緊張感や不安感がある時に麝香配合の漢方薬を頓服的に舐めて使う方法があります。麝香は香水のムスクの成分ですが、嗅覚は直接脳に働きかけるので、作用が早いのです。昔の書物には「麝香は祟りや悪夢を去る」とあり、精神症状は憑き物とされていた時代の精神薬だったのかもしれません。

こだま堂漢方薬局
薬剤師:長峯 友恵

#健幸 #健康 #KENKOU #漢方薬

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