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大腸がんと歯周病菌の関係

国立がん研究センターの2020年の統計では、大腸がんは日本人のがん罹患数で第1位、死亡数でも第2位で、早期予防が喫緊の課題です。

一方、近年の研究で大腸がんのリスク因子に、ある歯周病菌の存在が報告されています。
ハーバード大学等の研究では歯周病菌のフソバクテリウムが大腸がん患者の腸内から多く発見され、歯周病菌が大腸がんの増悪化に関与の可能性があるとの報告。
最近も科学誌『ネイチャー』で同様の報告がありました。

フソバクテリウムは歯周病の悪化で出血した歯ぐきの粘膜から血流に入り込むとも言われます。
これではせっかく「腸活」しても、口腔内から悪玉細菌が腸内へ移動している状態です。

口腔内の歯周病菌は大腸がんのみならず全身の健康に悪影響を及ぼすことがあり、歯周病予防が生活習慣病のリスク軽減にもつながると考えられています。

永山センター歯科
院長:長井 哲弥

#健幸 #健康 #KENKOU

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