漢方コラム(158) 頭の疲れ

疲れやすいといっても、現代人は頭の疲れでお悩みではないでしょうか?
体よりも頭を使うことが多く、昔よりも情報過多です。
目が疲れる、頭痛、肩や首の凝り、睡眠の質が悪いといったことが続いて、体全体が疲れやすくなっているように感じます。
そのような疲れには、元来よく使われる「補気薬(ほきやく)」では改善しないことがあります。
補気薬とは、例えば高麗人参などが入った滋養強壮の目的で使われる漢方薬です。
体を使わなくなったことで、気血(きけつ)の流れが悪くなっていますので、まずは気を補うよりも気血を流す漢方薬の方が頭や体がスッキリするということがあります。
また、脳は髄海(ずいかい)といって、腎精(じんせい)の充養が必要なので、血流を良くしながら脳の栄養を補ってあげると睡眠の質が良くなって疲れにくくなっていきます。
自己流では疲れが取れない方は、一度ご相談ください。
こだま堂漢方薬局
薬剤師:長峯 輝明
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