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漢方コラム(159) 原因不明の動悸

病院で調べても特に病的な異常がない「動悸」でお悩みの方は結構いらっしゃいます。
多くは「自律神経失調症」や「ストレス」で済まされますが、それでも症状が続くのは辛いことです。

動悸の東洋医学的な解釈はいくつかあり、
①心の不足
②肝や腎の陰陽不足
③による心神の乱れ
④気血の滞り
などです。
どんな体質に分類されるかは問診が必要です。

例えば、動悸が起こりやすいタイミング、時間帯は重要な情報の一つで、夕方から夜に起こりやすい場合には陰虚の可能性がありますし、仕事中、緊張時などストレスが関係するなら気の流れの異常が予想されます。
また、長年の栄養不足や胃腸虚弱、不正出血などがあれば気血不足も考慮しなければなりません。

漢方薬は動悸を止めるのではなく、体のバランスを整えて正常に戻していくお薬です。
ぜひ一度ご相談ください。

こだま堂漢方薬局
薬剤師:長峯 友恵


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