漢方コラム(168)夏の冷え「冷房病」

冷房の効いた室内と蒸し暑い屋外を行き来すると、寒暖差によって自律神経が乱れ、だるさ・頭痛・肩こり・手足の冷え等が起こりやすくなります。いわゆる冷房病です。東洋医学では、体を温める「陽気」が冷えによって弱り、血流や水分代謝が滞ることで症状が現れると考えます。対策は、首・お腹・足首を冷やさない、冷 たい飲食を控えることです。特に直接風が当たることは良くありません。風そのものも邪気になるからです。また、水分を過剰に摂る方も要注意です。体内に水が溜まると冷え体質になりやすく、血液のミネラル濃度が薄くなれば怠くなります。冷えには桂枝湯(けいしとう)など温める処方を使いますが、ノドがやたら乾く方には、水分代謝を改善する五苓散(ごれいさん)等を使うこともあります。汗をかいてたくさん水分を摂る方は、水ににがり成分を含んだ塩をごく少量入れて飲むと良いです。
こだま堂漢方薬局
薬剤師:長峯 友恵
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