[まちをみる]
先端技術を活用したまちづくりを推進する「南大沢スマートシティ」
南大沢スマートシティ

東京都は、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」の実現に向けた取組を実施しています。
その「スマート東京」の先行実施エリアとして、西新宿、都心部、ベイエリア、島しょ、そして南大沢の5地区が選定されています。
多摩ニュータウンで暮らす私たちにとって身近な南大沢地区では、多摩ニュータウンにおいて産学公民が連携できる特性を活かし、令和2年度に東京都立大学や地元企業等と共に南大沢スマートシティ協議会を設立しました。
「東京都立大学があることで、学術研究とまちづくりが連携できるという強みがあります」と東京都都市整備局多摩まちづくり政策部の事業推進担当課長・榎戸さん。
同協議会では「モビリティ」「まちの賑わい」「情報、他」をテーマに3つの部会を設置し、それぞれの分野の課題や対策を検討したり、実証実験を重ねてきました
南大沢地区は丘陵地で高低差があるため坂道が多く、住民の高齢化もあり、移動の負担が課題。
その対策として自動運転車いす、自動運搬ロボット、電動シェアサイクルなどの実証実験を実施してきました。
また、デジタルサイネージやデジタルスタンプラリー、3Dデジタルマップ等でまちの賑わい促進を目指した情報やサービスの提供も進めています。

これまでに、南大沢駅周辺で、自動運転車いすやアバターロボットなどの実証実験を重ねてきました

こちらは、自動配送ロボットで、商品を届けてくれるので重い物でも安心して購入できます

シェアサイクル(南大沢駅)
「今後は、南大沢地区の地域情報やサービスが一元的に発信できるプラットフォームや誰もが利用できるモビリティの導入も検討しています」
今後の具体的な取組は、これから発信していくとのこと。
アンテナを立てて、南大沢地区がどう変わっていくのかを見守りたい。
そして、南大沢地区の動きが今後の多摩ニュータウンのまちづくりにどう波及していくのか、自身のこれからとしても考えられるといいですね。

「南大沢スマートシティ事業も含めた多摩ニュータウンのまちづくりの情報を発信する『多摩ニュータウンまちづくりステーション』(永山駅前・グリナード永山5F)にもお気軽にいらしてください」と榎戸さん
DATA
南大沢スマートシティ
「スマート東京」の実現に向け、東京都が、西新宿、都心部、ベイエリア、島しょと共に南大沢を先行実施エリアに位置付け、2020年、産学公民連携により協議会を設立。実証実験を重ねてきた。
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