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多磨高等予備校

小村洋の「2022 合格対談3」

東北大(工)黒田向日葵さん(南多摩中等→八王子東)とお母様、代表・小村洋、推薦対策・倉田

高2で東北大AOⅡ期受験を決意、邁進!
水島数学・倉田面接で、難関・東北大合格!!

対談動画は、『多磨ヨビ』のホームページでご覧に!

小村:こんにちは、今日は2021秋に早くも東北大学工学部化学・バイオ工学科に合格進学を決めた黒田向日葵さんとお母さまに来ていただきました。黒田さんは、都立南多摩中等教育学校を経て、都立八王子東高校に進学し、この春から東北大学工学部化学・バイオ工学科に合格進学する生徒さんです。
東北大学は難関で、『多磨ヨビ』では去年一人進学しましたが、10年ほどやってますけど、2人目です。旧帝国大学といったら、人気だし、難しいし。「よく入ったなあ」って思って、「嬉しいなあ」って思って。教職員一同とても喜んでいます。そこへ、見事、合格進学を決めた黒田向日葵さんの本校での勉強の話をお母さま共々伺いたいと思います。本校では推薦指導は倉田が中心に行っています。なので、倉田の方から質問させていただきます。

倉田:短い間でしたけど、担当させていただいて、面接の練習をさせていただいたんですけど。黒田さん、東北大の工学部を目指されたのはいつ頃から考えてましたか?

黒田:具体的に考え始めたのは高校2年生頃からだったんですけど、1年生の頃から「どこでも目指せるように」と勉強を続けていました。

倉田:なるほど、「どの大学に行くにしても対応できるように1年の時は全方位的に頑張っていた」と。で高2の時に東北大を受けようと思って、そこから考えていったということなんですけど。受験方法って結構いろいろある中で、今回受験された受験形式を選んだのはいつ頃で、その理由はなんでしょう?

黒田:今回受験させていただいたAOⅡ期を選んだのは、2年生の冬ごろに決めました。理由としては、やっぱり受験回数が増えるっていうことが大きくて、AOⅡ期を含めると最大3回受験することができるので、チャレンジを含めてAOⅡ期に挑戦しました。

倉田:一般入試に関しては、結構いろいろ情報が流れてるんですけど、いわゆる総合選抜型とか学校選抜型に関しては意外とそんなに多いわけじゃないんです。そんな中で、AOを一つの選択肢に考えたんですけど。当然一般入試向けにも勉強はしていたということですよね」

黒田:はい。

倉田:受験生で結構不安に思われるのが、「一般入試対策をしつつ推薦に向けて対策をすると、どっちも中途半端になるんじゃないか」とか、「一般の学科の勉強がおろそかになるんじゃないか」ってことで、若干不安に思われる方がいるんですけど、その辺はどうでした?」

黒田:東北大学では、AOⅡ期の問題が一般の問題と似ていて、「一般の勉強をしつつAOの勉強をするくらいの勉強でも十分対応できる」と思うので、一般の勉強が進んでいれば大丈夫だったのがあったかなと。

倉田:そうですね、「一般入試の対策と推薦入試の対策を全くの別物と考える必要はないかな」と僕もずっと思っているんですけど。その中で、そうはいってもAO独自のものがあって、それが一つ面接だったと思うんですけど。高3まではまずは学科の成績を上げていくって方法でやられたと思うんですけど。高2の終わりにうちの体験授業を受けて、「本格的に予備校で勉強しよう」と思われたのは、どういったことからですか? 何かきっかけがありました? やっぱり「独学だと厳しい」と思ったとか?

黒田:数学が苦手だったってこともあるんですけど。一番大きかったのは自習室がたくさんいろんなところにあって、いつでも使えるってところが一番魅力的で。それで『多磨ヨビ』に決めました。

倉田:自分が勉強できる環境を作っていくのは結構大事なので、それが予備校に入ろうと思っての一番大きな理由。その中で『多磨ヨビ』を選んでいただいたのは、「自習室が充実してたから」と。いちばん最初にうちの体験授業を受けた時に「どのように思われた?」というか、「ここに入ろう」と思ったきっかけとかあると思うんですが。

黒田:きっかけとしては、姉が『多磨ヨビ』に通っていたというのがあったんですが、体験授業を水島先生の授業を受けて、すごくわかりやすく快活に教えてくださったので、「楽しく授業が受けられそうだな」と思って、『多磨ヨビ』を選びました。

倉田:実際入ってみてどうでした? 授業の内容とか。

黒田:数学の難問を取り扱っていた授業だったので、問題が難しく、学校では扱わないような問題をやってくださったので、自分の数学の幅が広がったような気がして、とても力になったように思います。

倉田:受験勉強、長い期間にわたってやらなければならなく、AOは若干短くはなりますが、そうは言っても長期間頑張らなきゃいけなんですが。その中で、途中でどんな人でも行き詰まったり、不安に思うことってあると思うんですけど、そういう時、〝どう乗り越えていったのか〟を伺いたいです。

黒田:学校の友達が頑張っている姿を見て「負けられないな」という思いがあったり、どの受験生でも不安になる気持ちがあると思って、「自分だけじゃないから頑張ろう」という気持ちで望んでいました。

倉田:具体的な話を伺っていきたいのですが、東北大の工学部のAOⅡ期、どんな試験を課されました? もちろん、情報は載ってるんですけど。受けてみないとわからないことってあると思うんです。今後、同じところを目指す方もいるかもしれないので、実際に受けた人として、話していただきたいんですけど」

黒田:筆記試験と面接試験が大きく2つ課せられるんですけど。筆記試験では、英語、数学、化学、物理の4教科で、基本的な問題からまず始まるんですが、途中で思考力を問われる問題になったり。柔軟に考えられる力が求められていると思うので、物理などでも公式を覚えるだけではなく、「なんでその公式なのか?」とか、化学などでも性質をただ覚えるのではなく、「その性質がどんなところに生かされているのか?」などを考えていかないと問題が解けないと思うので、参考書だけではなく授業を大切に勉強していくことが一番の対策になっていると思います。

倉田:一般入試は受けてらっしゃらないと思うんですが、過去問は解かれてると思います。一般入試との違いってありますか?

黒田:自分の感覚としては、一般入試より少し易しめかと思うのですが、それは他の人たちも点数を取ってくるので、一問一問の細かい計算などをミスってしまうと、大きな失点になってしまうので、一つ一つに注意して、ケアレスミスがなくなるように問題を解くという練習が必要だと思います。

倉田:もう一つの試験に面接があるんですけど、面接は具体的にはどんなことを聞かれました?

黒田:面接はオーソドックスな質問が多く、用意をしていればそんなに苦労はないと思うのですが、やはり緊張してしまうと頭の中が真っ白になることもあると思うので、「あまり身構えずにいくといいかな」と思いました。教官も結構アットホームな雰囲気で話してくださったので。

倉田:何対何ですか?

黒田:1対3です。

倉田:向こうは3人いるわけですね。

小村:緊張したね。

黒田:はい。

倉田:「緊張するな」といっても緊張しますけど。黒田さんはどうでした? 実際。

黒田:はじめに真ん中の教官が質問してくるのですが、教官の方が優しく世間話から始めてくださったので、緊張をあまりせず、自分の言いたいことを伝えることができたと思います。

倉田:じゃ、後輩にアドバイスがあるとすると、「そんなに恐れないで、ただ、言うべきことはきちんと自分の中で確立していれば恐れることはない」と。面接対策を自分なりにやっていく中で、気をつけたことってありますか?

黒田:伝えたいことがまず伝わるように、話す順番などを気をつけていました。

倉田:志望動機とかは結構はっきりしていたんで、そこは全く心配してなかったんですけど、当日、なかなか思った通り話せない人もいるので、そこだけがちょっと。「リラックスしてやっていただけば大丈夫かな」とは思ってたんですけど。その通りに合格されて、「良かったな」と思ってます。

小村:うちの次女と同い歳なんです。比べて「しっかりしてるなあ」と。「そういうお嬢さんになるまで、生まれてからこれまでの思いつくことを伺えたらな」と思います。

母:小学生くらいの時は、勉強の習い事はあまりさせたくなかったので、剣道とピアノだけで他はやってなかったので。中学でも塾には行く機会がなくて、ずっと剣道一筋でやってきたので、「そのまま高校に上がるんだろう」と思っていたのですけど。剣道の方に重点が傾いていまして。そのまま学校に残ると、剣道部に女子がいなかったので大会にも出れないということで「高校を受験し直したい」と言うことで。

小村:普通、上に上がる生徒さんが多いですよね、南多摩中等教育学校は。じゃ、南多摩から八王子東に行かれたんですよね。

母:「どうしても受験したい」と言うことで、「ま、そこは見守ろう」と思って。高校に行った後は、南多摩の方で、多少高校の授業が先行していたこともあって、他のお子さんよりは多少有利だったかと思います。

小村:よく難関校の八王子東高校に入られましたね。みんな「安心して上があるからいいや」っていう雰囲気じゃないですか?

黒田:はい。

母:受験の時はドキドキしたんですけど。

小村:ですよね。そこも制覇されて。

母:で、目的が剣道部だったので、高校入ってからも剣道を頑張っていたんですけど。コロナの影響で部活ができなくなってしまった時期がかなりありまして。その頃から大学のことも真剣に考えるようになったのかなと思います。割とやりたいことがはっきりしていて、進学したい方向先も決まっていたので、自分にあった大学を探す。

小村:「高校1年生の頃から考えっていた」とおっしゃれていましたね。

母:ま、でも、「AOを受けるのは早く決まるからいいかな」と思ったんですけど、東北大学の情報が、関東の方だと全く入ってこないので。時々SNSとかから得る情報だと、東北の子たちはすごく情報を持ってるし、学校全体で、AOに対策を講じているので。

倉田:そうですね、非常に地域密着型のところがありますので、地元の高校とのつながりが結構強いですよね。

小村:そこへ切り込んでいったわけですよね。

母:本当に「どうしようかな」と思って。倉田先生の推薦入試の説明会にも参加させていただいて、そこで、先生にも「面接とかの練習もお願いできますか?」とさせていただいて。いざ、AOが始まって、面接まではなかなか手が回せなくて、とりあえず、一次試験が受かってから2週間しかなかったんですけど。そこで、やるしかなくて。受かってから、本当に急に『多磨ヨビ』に電話をして、「ぜひ面接の練習をさせていただきたいんんですけど」と言ったら、快く受けていただいて。本当にすごく心配だったんですけど、面接の練習から帰ってくるたびに、いろいろもう他では得られないような情報を倉田先生から教えていただいて、指定された質問は、どこも同じかなと思うんですけども、そこから先の「ここまで切り込んでくるよ」っていう話も教えていただいて、自分でも見直す機会もあったと思います。

小村:倉田さん、面接指導を担当した時どんな印象でした?。

倉田:実際のところは受けてみないとわからないところがあるんですけど、なんとなく感覚的にわかるんです、受かりそうな人は。第一印象で言っちゃうと油断するんでまずいんで言いませんでしたけど、受かりそうな気はしましたね、最初から。て言うのは目的意識が高くて、行きたいって気持ちが空回りしてないって言うか、そこが一番大切なんで。結構面接の練習でかなり突っ込んだとこと、ここまで聞かれないよなって言うところまで一応やったんですけど。それにもちゃんと答えてくれてたんで、印象としては「いけるかな」とは思ってました。

小村:合格がわかった時も、家族で喜ばれたでしょう。

母:そうですね。

小村:そりゃ嬉しい。今までの向日葵さんとお母さまの話を伺っていて、思い立つ時は比較的早かったですね。松が谷小学校から南多摩中等学校に行かれて、通常は上に上がるけど、八王子東高校へ進学された。1年生の時からAOを視野に入れて考えていた。一般受験のことも頭に置きながら並行して勉強して、AOⅡ期と言う形で合格された。「一般入試と似ている、ちょっと易しめかな」と言う問題で、「だからミスができないよ」と。「きちっとしてるな、よく考えてるな」と思いながらお話を伺いました。AO独自の面接は倉田の指導が生きたみたいで、とても嬉しくちょっと誇りに思っています。数学の苦手なところを、水島の授業で勉強して、自習室も有効利用してくれたんですね。そして、「メンタルの面も強いな」と思った、不安を乗り越えなきゃいけない、負けられない。結構負けず嫌い?

黒田:はい。

倉田:剣道が大きいんでしょうね。

小村:大きいでしょうね。小学校の時からやってきた剣道が支えになってきたんじゃないですか?

黒田:はい。

小村:もちろん、ご家族の励ましも大きかったと思うんです。今日、こう言う形でお話させていただいて、私たちも嬉しかったです。心から「おめでとうございます」って申し上げたいと思います。最後に言い残したことがあったら、向日葵さん、何かある?

黒田:大丈夫です。

小村:お母さま、「うちの子、ここが他のこと違ったよ」と言うことがあったら。

母:親から何か強く「あれしなさい、これしなさい」っていうのはあまりなかったと思います。わりと自分で道を決めていく。

小村:いつも言うんです、〝木に立って見るのが親〟 なんですよね。いいお母さんで羨ましいな。温かい目でちょっと離れて、でもじっと心配しながら見ていらっしゃったんでしょうね。今日はどうもありがとうございました。

本対談動画は『多磨高等予備校』のホームページで!

校名

多磨高等予備校

住所

多摩市愛宕4-17-11-2F(GoogleMapで開く

電話番号

フリーダイヤル0120-964-873

電話受付

365日無休・9:00〜22:00

駐車場

有り(要予約)

ホームページ

https://tama-yobi.com

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