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[まちいまコラム]
~すべてのいのちに平和な地球を~第35回多摩市平和展

「風船爆弾 気密度検査(満球テスト)」記録作家林えいだい記念ありらん文庫資料室所蔵 明治大学平和教育登戸研究所資料館提供

今の世界は怖いですか?
あなたの声が平和をつくる

多摩市で、有志からなる「多摩市平和展市民会議」と多摩市が主催する、毎夏恒例の「多摩市平和展」。
2026年も、8月16日(日)~8月23日(日)の8日間にわたって、パルテノン多摩(「多摩センター駅」徒歩5分)で開催されます

35回目の今回は風船爆弾を取り上げます。

ご存知ですか? 風船爆弾。

第二次世界大戦末期に旧日本陸軍が、戦争の勝敗を決する「決戦兵器」として開発・製造した風船爆弾。
直径約10mの気球に爆弾を載せて日本各地からアメリカ本土へ、約9,300発が飛ばされ、そのうちの1発によってピクニック中だった女性と5人の子どもが命を落としました。

一方、製造に携わったのは、学徒勤労動員で集められた全国の女学生たち。
何になるのかも知らされず、表面に塗布する苛性ソーダの影響で指の間はただれ、工場内は糊がこぼれて滑るため、冬の間も裸足といった過酷な労働環境下におかれていました。

この風船爆弾の製造に自身も動員された作家・高橋光子さん(今年1月死去)の「ぼくは風船爆弾」を原作とする映画の上映や、監督と出演者のトーク、そして映画出演者と高橋さんの平和への思いをインタビュー記事を通して伝えます。
さらに、風船爆弾の模型も展示する明治大学平和教育登戸研究所資料館で、過去に開催された企画展のパネルも展示。
風船爆弾とは何だったのか、そして女学生動員の実態についても紹介します。

他には、被爆体験証言者との共同制作で広島基町高校の生徒が描いた「原爆の絵」の展示と、同校卒業生が語る平和への想い。
都立永山高校の生徒による、修学旅行先の「沖縄」での平和学習の報告と平和絵本のお話会、展示。
令和7年度多摩市子ども被爆地(広島)派遣成果報告として作文・活動アルバムの展示と、令和8年度多摩市子ども被爆地(長崎)派遣成果報告会では、派遣員自らの言葉で被爆地「長崎」を通じて学んだ平和への思いを伝え、長崎出身のシンガーソングライター・カツルミさんが歌と平和へのメッセージを届けます。

また、戦争体験や紛争地での挑戦の話、多摩弾薬庫についての話も。
そして8月15日の玉音放送から28日の連合国軍による占領開始までの「空白の2週間」に何が起こり、行われたのかを詳しくわかりやすく説明してくれる講演会や、日本兵だった父親がPTSD(心的外傷後ストレス障害)だったことに気づき、その意味を考える活動を始めた黒井秋夫さんを追ったドキュメンタリーの上映と黒井さんの講演も実施します。

親子で、友達と、もちろん一人でも、ぜひ足を運んでください。
そして、そこで感じた平和への思いを声にして、あなたの隣にいる人に伝えてほしいです。

DATA
第35回多摩市平和展

▼8/16(日)~23(日)10:00~18:00※会期中は無休
パルテノン多摩(GoogleMapで開く)
▼入場無料
▼申込不要
▼多摩市くらしと文化部 平和・人権課TEL.042-376-8311
https://www.city.tama.lg.jp/kenkofukushi/danjyo/heiwa/1011812.html


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