世界で一番患者数の多い病気
「世界で最も患者数の多い病気」が何かご存知ですか? 2001年のギネスブックに掲載されていたのが歯周病です。その害は口の中にとどまらず、認知症や糖尿病、動脈硬化の原因になるなど全身に及ぶことが近年明らかになっています。歯茎にかゆみがある、口臭がある、朝起きた時に口の中がネバネバしている、歯茎が腫れて浮いた感じがする、食事の時に歯に痛みを感じる、リンゴをかじると歯茎から出血する、歯磨きをすると歯茎から出血する。これらはいずれも歯周病の症状で、進行の順に並べています。先のギネスブックでは、歯周病を「この惑星上で、この症状から逃れることができる人はほとんどいない」と説明しています。厚生労働省の調査でも、日本の成人の8割以上が歯周病との報告があります。進行すると回復は難しいので、定期的なケアをお勧めします。