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TamaHito 04 
祐乗坊 進さん
地域の資源“伐採木“を活用し 人と緑とまちをつなげる

まちに手垢をつけて
故郷にしていこう

多摩市南野の一本杉公園内に炭焼き窯があるのをご存知でしょうか? その本窯で年に3回炭を焼き、オフシーズンには自然を楽しむイベントも開催するのが『一本杉炭やき倶楽部』です。祐乗坊進さんはその代表を務めます。
「1987年1月の『天声人語』で炭を使った河川浄化の取り組みを知り、“これだ!”とドラム缶で炭焼きをスタート。1998年には、多摩ニュータウン30周年記念事業で市民参加での本窯作りの話をいただき、その時の仲間達と活動を始めました。自分が炭に関わって30年超、会の活動は20年を超えました」
窯の玉石の裏側には、参加者の名前。ここには、祐乗坊さんの“まちに手垢をつける”との思いがこめられます。
「ニュータウンは、住む人も全国から集まって、土地も人もまっさらなところから始まりました。だからこそ、ここを故郷にしていこう、自分たちの記憶をまちに埋め込んでいこう、残していこうと思って欲しいなと」
祐乗坊さんのその確かな思いがあったからこそ、活動は途切れることなく続き、次へとつながってきました。
来たる3月22日(日)には窯場で、毎年恒例の「炭やきコンサート」を開催します(入場無料・12:00~14:30頃)。
「窯場を“里山の縁側”と呼んでます。窯場前を“多摩よこやまの道”が通っていて、歩く人も多い。私たちの方を“何をしてるの”と見てくる人には、積極的に声をかけています」
窯場は、さまざまな人が出会い、集い、つながる場にもなっているのです。
「子どもたちも遊びに来てほしい」と。

このまちの木を使って、緑のリサイクルを

また、澤登さんは、多摩市農業委員として、多摩市の農業も見つめ、さまざまなイベントも提案しています。
「多摩市の農家さんは、一人ひとりが思いを持って頑張ってらっしゃる。凄いなと肌で感じています」
だから住民には、普段から人間関係を作っておいて、かかりつけの農家を見つけましょうと呼び掛けています。
「都市農業だから、それができる。せっかく近いところに台所があるんですから。その環境をもっともっと大切にしたいですね。それが生物多様性にもつながると思うんです」

窯に、程よい大きさに切った伐採木を隙間なく詰めることから炭焼きが始まります

プロフィール

1949年生まれ。北多摩郡国立町(現国立市)育ち。1985年から多摩ニュータウン在住。環境デザイナー・炭芸家・木工作家。(有)ゆう環境デザイン計画代表取締役、一本杉炭やき倶楽部代表、多摩の自然とまちづくりの会事務局、東京農業大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師他。炭やき活動の予定や連絡先は、HPに掲載。ご覧に。

 

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