漢方コラム(104)風邪症状の漢方
新型コロナ肺炎の流行が心配ですね。
「漢方薬は効果があるの?」という質問もあります。中国からは、漢方薬の併用は重症化率を下げるなどの発表があります。ただし、日本とは異なる使い方(使用量や生薬の違い、点滴、注射剤など)もありますので、単純に比較はできません。
なるべく風邪症状が軽いうちにすぐ服用できるよう5~7日分ほどの風邪の漢方薬を常備しておくのをオススメしています。病邪が中に入ってしまえば、悪化しやすくなります。ノドの違和感や熱感を伴う発熱には駆風解毒湯(くふうげどくとう)、銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)、咳には麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、五虎湯(ごことう)など。持病がある方や風邪症状が悪化する、続く場合は相談窓口に電話をして指示を求めましょう。
現在、当薬局では感染防止のため、立ち入りを制限して、電話・メールでの相談のみ、お薬は配送にしています。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。