鼻呼吸障害と矯正治療2
お子さんがテレビを見ているとき、お口ポカンとなっていませんか? お口ポカンだ、表情筋が緩んでしまって表情が乏しくなります。集中力が下がり、虫歯、歯肉炎、コロナにかかりやすくなります。あくびも多くなり、嚥下も舌の動きも悪く発語が聞き取りにくくなります。歯並びを治すときに一緒に治しましょう。まず、お口ポカンの診断が必要です。鼻呼吸障害(鼻の構造)によるものなのか? 習慣によるものなのか? 成長に伴い悪化するか? 予防方法は? 前回の鼻呼吸障害では鼻中隔湾曲を説明しましたが、鼻粘膜の肥厚もあります。アレルギー等の慢性鼻炎による肥厚、鼻茸、間違った点、鼻薬の使用、副鼻腔炎(蓄膿症)の確認も必要です。歯並びを治すためには、矯正治療に伴い、鼻、耳、舌、発語の診断と治療をしてもらうことがとても大切です。次回も鼻呼吸障害についてお話しします。