体の健康=口腔の健康
むし歯・歯周病の予防意識はここ10年でかなり高まっているようです。実際にむし歯のある子どもの割合はかなり減少しています。一方、高齢者のむし歯・歯周病は増えてきており、平成28年の歯科疾患実態調査では、65歳以上のう蝕有病者率ははっきりと増加傾向となっています。65歳から74歳の方で見ると、平成5年には75%程度だったう蝕有病者率が、平成28年には90%を超えてきているのです。健康な自分の歯で咀嚼して栄養を摂取することは健康長寿の大前提です。また、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因として作用することが、九州大学の最新の研究でも分かってきています。
「人生100年時代」にはいろいろな備えが必要ですが、体の健康=口腔の健康という認識を持ち、ご自分の健康長寿を実現していただきたいと思います。そのために歯科医院を上手に活用ください。
永山センター歯科
院長:長井 哲弥