Tama Hito 52
網蔵 優子 さん
子どもがわくわくするような科学教室を稲城で主宰
科学や宇宙の面白さ、探求する楽しさを
夜空を見上げて「宇宙には生き物がいるのかな?」と思うタイプだったという網蔵さん。
「とにかく思い込みが激しくて、興味関心が強いタイプ。一度決めたら最後までやり抜いて、やりたいことはすぐに行動に移してきました」
それが長じ、一貫して宇宙生物学の分野で、宇宙と生物の話を追う研究者の道を歩んできました。
「研究者って本当に優秀でないと厳しいんですよ。常に成果が求められ苦しかったです。でも国際学会に出席し、性別・国籍問わずいろんな人と関わり議論し、それは楽しかったですね」
研究者としての日々のかたわら、「子どもたちに科学や宇宙の面白さを伝えたい。探求する楽しさを知ってもらいたい」と、教育活動も実施。2019年に夫に帯同した滞在先のアメリカで「ゆうこ博士のわくわく科学教室」を立ち上げ、現地やオンラインで、多くの子どもたちの発想力を磨き、興味関心を引き出してきました。そして、2021年、日本に帰国。稲城で活動を続けています。
「いろんなことに興味関心を持つ小学校高学年までに自由研究に取り組んでほしいですね。なんでもいい。自分がやりたいこと、知りたいこと、好きなことを思いついたら調べてみる。やり方はある程度教えます。で、自分自身で気づいていけるように導きます」
子どもが考えて作る「うちゅうのまつり 」
来たる5月1日(日)に、網蔵さんはイベント「うちゅうのまつり」を、JR南武線稲城長沼駅高架下の「くらすクラス」で開催。現在、その準備に奔走中です。サブタイトルは、〝人はみんな違う、自分の好きをかたちにしよう〟。
「子どもたちが、大人が準備したものをやるのではなく、失敗してもいいから自分で考えて作り上げることにチャレンジする場を作りたいなと企画しました。仮想通貨〝うちゅ~ん〟を使って〝こども店長〟として働いてもらいます」
「伝えること」「人と関わること」「お金とは何か」を楽しく学べる場です。
「日本全体としてお金のことをしっかり考えた方がいいと思っていて、そのきっかけになればと願います」
大人はサポート役としてなら参加可。
「自分の子どものことだけではなく広い視野で捉えていただいて、地域で関わって、地域の子どもを一緒に見守っていけたらいいですね」
イベントの詳細は、「ゆうこ博士のわくわく科学教室」で検索を!
おとな店舗・こども店舗、ともに出店者募集は締め切りました。
当日、遊びにいらしてください。
「くらすクラス」で開催した科学教室の様子。DNAについて考えました。
プロフィール
1984年岡山県に生まれ、その後京都に移住。
富山大理学部を経て、東京薬科大生命科学研究科で博士号を取得。その後JAXA、東京薬科大学等に勤務。一貫して研究者の道を歩む。
2019年、夫の渡米に帯同。アメリカで「ゆうこ博士のわくわく科学教室」をスタート。
2021年、日本に帰国し稲城市で同教室を開催
Instagram:@yukowakuwakune
Twitter:gyudon80071774
FaceBook:「ゆうこ博士のわくわく科学教室」