アレルギー性結膜疾患の最前線
アレルギー性結膜疾患の中でも花粉症、とりわけ春先のスギ花粉症は、毎年非常に多数の方が発症します。花粉症の目の症状を花粉性アレルギー性結膜炎と特に呼びますが、アレルギー性結膜疾患の約85%は花粉性アレルギー性結膜炎と推定されています。医師によって「アレルギー性結膜炎」と診断された方は約15%もいることが報告され、我が国では約2,000万人のアレルギー性結膜炎の患者さんがおり、その大半は花粉症によるものと推測されています。日本気象協会の発表では2024年は例年より飛散量がやや多いとされ、注意が必要と思われます。アレルギー性結膜疾患の治療は薬物治療が中心となります。第一選択は抗アレルギー薬で、重症度によりステロイド点眼薬等を考慮します。アレルギーの迅速診断キットも最近開発され、新しいタイプの点眼薬も開発されています。ご相談ください。
多摩センターわたなべ眼科
院長:渡辺 裕士
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