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『もしもし』長谷川豊子の生きるということ
 その7「次の世代とともに」

その7
「次の世代とともに」

お客さまを通して嬉しい便りが届きました。

差出人は広島県の岸 桃さん。
18年前、中学2年の時、職場体験で編集部を訪れた方でした。
私の『生きるということ』を読み、昨年引っ越したまちで地域紙を立ち上げる活動をスタートしたとのことでした。

その岸さんとオンラインでお会いしました。
職場体験当時は編集に興味があったわけではなかったけれど、専門性のある仕事に惹かれ『もしもし』を体験先に選んだそうです。
初めて間近で見た大人が仕事をする姿。「楽しくて嬉しかった」と振り返って話してくれました。

引っ越したばかりでつながりの敷居が高い暮らしの中で岸さんは、『もしもし』のように情報を発信してコミュニティーをつなげていこうと決意。
「『生きるということ』を読んで、地域紙を出し続けることって、こんなに大変なのかと思いましたが、私にできることをここでやっていこうと決めました」と。
そして、去る2月27日に「にちにち通信」第1号を発刊。200部を地元の道の駅に置いています。

『もしもし』はこれまで多くの中学生を職場体験で迎え入れてきました。
その際、実は私は「彼・彼女たちと、将来一緒に仕事ができると嬉しいな。でも難しいかな。もっと違う舞台が広がるに違いない」と思っていたのです。
その夢が叶った。

第一線から引き、次を考えることを諦めつつあったけれど、次の世代とともに前に進むチャンスが今、私の目の前に広がっています。
まだまだこれから。つなげていくことを進めます。

 

PROFILE

長谷川豊子(はせがわとよこ):
『有限会社もしもし』専務取締役。1985年9月、『もしもし』の前身である『奥さまもしもし新聞』を一人で発行。以来第一線で、編集者として取材・執筆・広告営業にと走り続けてきた。


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