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モリテツのキューバ・南米紀行11「意外!! ハバナの夜3・親日の革命家1」 (ハバナその11)

やっとお目当てのクラブに着いた。たくさんの外国人たちで賑わって華やかな雰囲気。フロア狭しとみんな踊りまくっている。Xさんはここでも人気者。背の高いキューバ男性とリズムぴったりにダンス。奈津希嬢もダイキリのグラスを手に満足げ。踊り終えた男性が座りっ放しで踊ろうとしない吾輩に「踊ろうぜ」としきりに勧めるが、やっぱりその度胸はない。時が経つにつれ場は盛り上がり、みんなすぐに帰る気配はない。老兵の旅はなによりけじめが安全の源。すっと背を向けて寂しい夜道に出た。危険な街にはどこかその匂いめいたものが漂うけれど、確かにハバナの夜はその不安なく、夜風を受けて帰っていけた。
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ハバナの街中を歩いていると、通りの外壁でもカフェやバーの店内でも三人の肖像写真を見かける。一人はヘミングウェイであり、もう一人は、フィデル・カストロ(1926/8/13~2016/11/25)。ただ、見かける頻度で言えば、三人目の男が二人を圧倒している。
革命家エルネスト・ゲバラ(1928/6/14~1967/10/9)である。ゲバラは元はと言えば、アルゼンチン人。しかも裕福な家庭に生まれ育ったお坊ちゃん。なのに、人の運命とはわからぬものだ。
キューバを訪れた観光客は右も左もなく、この英雄の足跡を追ってみたくなるらしい。さっそく卓司氏と奈津希嬢の三人でゲバラが住んでいたという邸宅を訪ねてみることにした。


#モリテツ #森哲志 #紀行 #キューバ

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