『もしもし』長谷川豊子の生きるということ
その26 「夫は同志」

その26
「夫は同志」
日本史上初の女性総理誕生。嬉しいですね。世界各国では国のトップに女性が就任していましたが、日本では実現できていなかった。やっとガラスの天井が破れました。
とはいうものの「初の女性〇〇」がニュースになるのはどうかしら?とも思いますが。
『もしもししんぶん』発刊の年は、国連婦人の10年の最終年でした。
それまでの10年を踏まえ、成果と課題、これからどうやっていくかが話し合われ、ニュースにふれるにつけ、どう変わっていくのだろうとワクワクした記憶があります。
私自身は小さなまちの片隅で小さなタウン紙を発行したばかりでしたが、一歩を共に踏み出すことができたようで、よし頑張るぞ!と思ったものです。
実は結婚当初の夫はバリバリの亭主関白で、「家のことは君に任せた、僕は外で稼いでくる」でした。
決して上から目線ではなかったのですが世間の風潮も同様で、私も彼を支えていくことが一番だと思っていました。
それが、『もしもししんぶん』発刊後から変わっていき、私が表に出ることが増え、彼は後方支援に回ることがしばしばに。
そして、『もしもししんぶん』を継続発行できるようにと、働いていた会社を辞めて共に歩む道を選んでくれました。
どちらが上ということではなく肩を並べて前進する、そんな同志でいてくれた夫に感謝します。
生まれ変わっても必ずあなたと共に歩ませてくださいね。
そして、誰もが自分らしく生きるジェンダーフリーな世の中になるための発信を、これからも続けていきますよ。
PROFILE
長谷川豊子(はせがわとよこ):
『有限会社もしもし』専務取締役。1985年9月、『もしもし』の前身である『奥さまもしもし新聞』を一人で発行。以来第一線で、編集者として取材・執筆・広告営業にと走り続けてきた。
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