漢方コラム(164)蓄膿症

蓄膿症(ちくのうしょう)は慢性化すると治りにくい病気です。鼻の奥に膿が溜まって、匂いが分かりにくい、頭痛や頬の痛み、後鼻漏(こうびろう)等の症状が気になるようになります。東洋医学ではこの膿のことを「痰湿(たんしつ)」と読んで粘性の高い水毒が溜まっている状態と考えます。蓄膿症によく使われる漢方薬には「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」等があります。漢方薬の名前にもある生薬の辛夷(しんい)は、初春に咲くコブシの蕾でとても良い香りがします。この香り成分が薬効なので、製造過程で香りが飛んでしまうエキス製剤よりも煎じ薬や散剤の方が効き目は良いです。
蓄膿症の治療で重要なのは、薬や漢方薬を飲むだけでなく、生活習慣を改めなければならないことです。砂糖、チョコレート、アイスクリーム、チーズ等の食品を摂取していてはまず改善しません。なかなか治らない方は食事も見直してみましょう。
こだま堂漢方薬局
薬剤師:長峯 友恵
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