1. HOME
  2. モリテツのキューバ・ 南米紀行16「タイムスリップした街③」「望郷の人①」 (ハバナその16)

モリテツのキューバ・ 南米紀行16「タイムスリップした街③」「望郷の人①」 (ハバナその16)

【タイムスリップした街③】
ホテルで一休みした後、カバーニャ要塞の「カニョナッソ大砲の儀式」を見に行くことにした。
要塞付近は観光客で結構賑わっている。午後八時半、街頭やランプが消されると、暗闇から白い軍服の傭兵数人が鉄砲を手に登場。
大砲が構える壇上に進み出ると、松明を灯し、一人が儀式についてなにやら説明を始めた。
直後、隊長の掛け声で傭兵が砲口に火薬を詰め大砲を撃つ準備。
鼓笛隊の音が轟く中、九時きっかりに「ドドーン」と大音響。
ハバナ全域に響き渡るのではないかと思わせるほどだった。
一体、これは何のための儀式なのか。
敵を威嚇する号砲にも思えるが、むしろ祝砲なのだろう。

すっかり夜更けた帰り道、暗闇で男たちがトラックの前でごそごそ動いている。
何をやっているのか?と近づいてみると、なんとゴミ収集車。
こんな夜中に……つい「ご苦労様」と日本語で語りかけると、ギラッと目を輝かせて愛嬌を振りまいてくれるのだった。

【望郷の人①】
旅先でその土地の歴史に名を刻んだ日本人の足跡を追うのは楽しみの一つでもある。
日本から1万2千㌔も離れたこんな「辺鄙な」島国を訪れた人はいるのだろうか、などと猛暑の中、生ビールを飲みながらつぶやくと、傍らから卓司氏が「日本人は好奇心が強い国民性なんでしょうね。ちゃんと足跡が残っていますよ」と語ってくれた。
案内してくれるというので、表に出ると、出勤風景ではないが、朝の慌ただしさが通りには漂って新鮮な感じ。
パイナップルか果物売りのリヤカーも。


#モリテツ #森哲志 #紀行 #キューバ

関連記事