紙上 Placemaking
「寄り添い、ケアする 、新しい多感覚演劇」
/ホスピタルシアタープロジェクト 中山 夏織さん
知的障がいや学習障がい、肢体不自由、重度重複障がいを持つ子どもたち、医療的ケアを必要とする子どもたち、そしてその家族のための取り組みが『ホスピタルシアタープロジェクト』です。
1回6~8組の家族で、観客数を限定した参加型で多感覚のライブ公演です。
アートマネジメントに携わり続けてきた中山夏織さんが、アートのバリアフリーを進めたい、子どもたちにもれなく楽しい経験を重ねてほしい、そして支える家族も笑顔になってほしい、といった思いを詰め込んで主宰。その思いに賛同するプロのパフォーマーたちと共に全力で届けています。
スタートは2010年度。施設を訪問するスタイルで上演を重ねてきました。
それが、2016年度からは一般公開に切り替えて、観覧希望の方を募って開催しています。
「じっとしていられなくても座れなくても、寝転がったままでも声を出しても大丈夫。寝たきりの子どもには、その状態でも見られるような工夫をしています。部屋の隅っこや戸口のそばで部屋に入ってこれない子へは強要なし。子ども一人ひとりに寄り添い、あの手この手を使って感覚を刺激していくので、子どもたちの反応でパフォーマンスはどんどん変わります」
美しい音楽、きらめく光、風のそよぎ、ダイナミックで優美な動き等々、「その瞬間瞬間が楽しい!」そんな仕掛けにあふれています。
「障がい児や医療的ケア児、そしてその兄弟姉妹に親御さんと、皆がありのままの〝生〟を祝い、喜びを分かち合えたら」が中山さんの一番の願いです。
2024年度は、12/1(日)を皮切りに、6公演。
2025年2月15日(土)にパルテノン多摩で、2月24日(月祝)には島田療育センター八王子にて上演します。
2024年度【多感覚演劇 森の空き地】
あの森のなかに、ちょっと不思議な空き地があるらしい。
不思議というのは、木々が勝手に動き出して、空き地が移動してしまうのだ。
森の木々とそこに住む生きものたちが子どもたちと繰り広げる、さまざまな感覚を刺激するめくるめくページェント。
さあ、一緒にパフォーマンスの世界へ。
■パルテノン多摩・クリエイティブラボ(GoogleMapで開く)
2025/2/15(土)11:00/14:30
■島田療育センターはちおうじ(GoogleMapで開く)
2025/2/24(月祝)11:30/15:00
▼参加費
大人1名+子ども1名 2,500円
追加チケット 大人1名1,000円・子ども1名500円
見学者 2,500円
▼定員
各回6~8家族程度(お子さまの総数により変化)
▼参加申し込み方法
メール(tpn.arabianokaze@gmail.com)にて、
代表者の名前/住所/電話番号
参加希望の会場・日付・時間
参加希望人数(大人/子ども)
一人ひとりのお子さまの名前と年齢、障がいの有無・種類、
お子さまの苦手なもの、配慮の必要な事項など
を明記して送信
★必要事項が記載されたメールを簡単に作成するのはこちらから
プロフィール
ほすぴたるしあたーぷろじぇくと
舞台芸術にかかる基盤の確立を目指す『NPO法人シアタープランニングネットワーク』による障がい児・医療的ケア児とその家族のための多感覚演劇。2010年度から施設を回る形で始め、2016年度に一般公演に。その活動に対して2024年9月、第5回SDGs岩佐賞「芸術・スポーツの部」受賞。
■NPO法人シアタープランニングネットワークの公式WEBはこちら
■ホスピタルシアタープロジェクトの公式WEBはこちら
プレイスメイキング とは
そこに行ったら人と出会えて、つながって、ワクワクドキドキ楽しい時間が過ごせて、笑顔が広がって、まちが盛り上がる何かを作り出せる。そんな空間を、私たちが普段暮らすまちの中に作る取り組みが「プレイスメイキング」。
紙上プレイスメイキング とは
『もしもし』紙上が、そんな「プレイスメイキング 」の場になりたい。『もしもし』に触れることで、新しい人とつながったり、ドキドキワクワクの思いが広がったり、新しい発見があったり、このまちで暮らしていることを嬉しく思ったり、安心したり、心が豊かになったり。そして人に優しくしたいなと思えてきたり。そんな『もしもし』を皆さんに届けたい、一緒にこのまちを楽しい場所にしていくきっかけになれたら。そんな思いを込めました。
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