花粉症と副鼻腔炎
今年のスギとヒノキの花粉飛散量は例年より少ない(例年比60%)ものの去年よりかなり多い(去年比180%)と予測されています(日本気象協会)。
花粉症による鼻炎症状は水様鼻汁、鼻閉、鼻出血が代表的ですが、花粉症の季節が過ぎても、鼻閉・嗅覚障害や後鼻漏が続いたり、滲出性中耳炎を発症する場合は、急性副鼻腔炎を合併しているかもしれません。
顔の骨には左右1対ずつ前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞という8つの空洞があり、それが副鼻腔です。その副鼻腔は鼻腔とつながっていますが、炎症によって鼻粘膜が腫れて鼻汁がたまることで副鼻腔炎が発症し、アレルギー性鼻炎の30~50%に合併するという報告もあります。
頭痛や集中力低下の原因になることもありますので、近くの医師に相談してみてください。