顔面けいれんの最前線
顔面けいれんとは、片側の顔の筋肉が無意識に勝手に収縮したり弛緩したりしてピクピク動くものです。
顔の筋肉には、目を閉じるための筋肉、笑うときに使う筋肉、口を閉じたり開けたりするときに使う筋肉などがあります。顔面けいれんは、これらの筋肉が勝手に動いてしまうことが原因で、こういった顔面の筋肉の動きを司る神経（顔面神経）が脳の中を走る動脈に触れることで、圧迫・刺激を受けることが挙げられます。治療は、原因が前述の神経への圧迫とされるので、この圧迫を解除するような神経血管減圧術を行ったり、勝手に動く筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤を少量注射して、けいれんを止める方法もあります。
けいれんが気になるようでしたら、一度眼科専門医を受診することをお勧めいたします。心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
