1. HOME
  2. 紙上 Placemaking「木の棒を投げて倒す、それだけなのに大人気」/FUN SPORTS CLUB 岡野 健 さん

紙上 Placemaking
「木の棒を投げて倒す、それだけなのに大人気」
/FUN SPORTS CLUB 岡野 健 さん

直径55mm・長さが225mmのぽってりした木の棒(モルック)を、斜めに切られた先端に1~12の数字を書いた木の棒(スキットル)に当てて倒す、ただそれだけの競技が「モルック」です。
倒れたピンの本数やピンに書かれた数字によって得点を競います。
フィンランド・カレリア地方の伝統ゲーム「キイッカ(kyykkä)を元に開発された競技で、今、人気急上昇中です。

FUN SPORTS CLUB 岡野健さん

ルールは簡単。
スキットルが1本しか倒れなかったら、そこに書かれている数字が得点になり、複数本が倒れたら倒れた本数が得点になります。
スキットルは、倒された場所で再び立てられるので、ゲームが進むにつれ、スキットルが広がり、倒すのが難しくなります。
そして、先に50点ぴったりを得点したチームが勝ちです。
なんと、50点を超えて得点してしまうと25点に減点されてしまって、ゲームが続くことに。
しかも、3回連続でスキットルを倒すことができない場合は失格に!!

勝敗には年齢も性別も運動経験も関係なし!

「年齢も性別も運動経験も関係なく、誰もが一緒に楽しめるのが最大の魅力です。
しかも頭脳戦で、運やタイミングなどでも勝負が分かれます。
最初に思い切りスキットルを倒して散らばして点を稼ぐついでに後の人が倒しにくくしたり、相手の上がりを阻止するようにスキットルを倒したり。
6月25日に開催した大会では、まさに老若男女問わず同じ土俵で対戦し、小学生を含む家族チームが優勝しました」

大会で優勝した小学生を含む家族チーム

そこで、7月14日の夜8時から開催された体験会を見学に行ってきました。
始めてから1年という家族チームから今回初めてやるというチームと、経験は混在。

まずは、ジャンケンで先攻後攻を決定。
先攻の方がやっぱり有利です。

思い切り投げてスキットルを散らし、「すごい、すごい」と歓声が上がったり。
「〝8〟狙います!」と宣言したもののコースが微妙に外れて悔しがったり。
「倒すつもりじゃなかったのに、倒れちゃったよ」と思わぬ展開に大笑いしたり。
「え、それ倒せるの? すごい!!!」と見事なプレイに拍手喝采したり。

第1投

倒れたスキットルは、みんなで立てます

狙いが当たる!!

当たる? 外れる?

皆さん、心底楽しそう。
見ているだけだった私も、笑ったり、驚いたり、歓声を上げたり、ワクワクドキドキの時間を過ごせました。

「すぐそばで競技を見ることができるのも、楽しさの一つです。
でも、やるのが何よりも面白い! 1ゲーム、だいたい20分くらいで終わるので、もう一回、もう一回となってしまいます」

そんなに広い場所を必要としないので、公園や空き地などで楽しむ人も増えているのだとか。
社内の親睦会、自治会での地域の交流、親子や友達との交流など、いろいろな形で広がりを見せているそうです。

来年の夏には、函館で日本初の世界大会が開催される予定です。
ちょっと挑戦してみましょうか?

まずは、8月20日に、FUN SPORTS CLUB(GoogleMapで開く)で開催される「夏祭り」でモルック体験からスタートしてみては?

プロフィール

FUN SPORTS CLUB

八王子市大塚のフットサル&バスケットコートのレンタルおよびイベント開催施設。2022年秋「モルック」に出合う。調べるほどにその面白さに魅せられ、より多くの地域の人に知ってもらいたいと体験や大会を開催。『FUNモルック』として『日本モルック協会』に登録も。8/20(日)の夏祭りでモルック体験も実施。「FUN SPORTS CLUB」公式WEBはこちらから。日本モルック協会のWEBはこちらから。

 

プレイスメイキング とは
そこに行ったら人と出会えて、つながって、ワクワクドキドキ楽しい時間が過ごせて、笑顔が広がって、まちが盛り上がる何かを作り出せる。そんな空間を、私たちが普段暮らすまちの中に作る取り組みが「プレイスメイキング」。

紙上プレイスメイキング とは
『もしもし』紙上が、そんな「プレイスメイキング 」の場になりたい。『もしもし』に触れることで、新しい人とつながったり、ドキドキワクワクの思いが広がったり、新しい発見があったり、このまちで暮らしていることを嬉しく思ったり、安心したり、心が豊かになったり。そして人に優しくしたいなと思えてきたり。そんな『もしもし』を皆さんに届けたい、一緒にこのまちを楽しい場所にしていくきっかけになれたら。そんな思いを込めました。

 


#八王子市大塚 #FUN SPORTS CLUB #FUNモルック #日本モルック協会 #体験 #プレイスメイキング #placemaking

関連記事