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漢方コラム(160) 睡眠の質が悪い

寝つきは悪くないし、不眠症ではないけれど、朝スッキリ起きられない、夢見が悪いといった睡眠の質が悪いことでお悩みの方がいます。
そのような睡眠では、8時間でも寝足りないでしょう。
睡眠の質が悪くなる原因は、①胃腸の働きが悪い、②気の流れが悪い、③心血不足などがあげられます。
例えば、夕食が遅いと「食積(しょくせき)」が溜まり、睡眠の質が悪くなるので、消化を促進する漢方薬を食後に飲むことで眠りを改善できます。
また生薬の「麝香(じゃこう)」は香水のムスクの原料でもありますが、その香りは気の流れを整えて悪夢を退けると薬物書に記載があります。
仕事の夢ばかり見る方は、ストレスで肝気の流れが悪くなっていますし、怖い夢なら腎が弱っていると考えます。
脳の栄養不足は熟眠感が得られません。
睡眠の質がどのように悪いのか、生活習慣や体質も含め見直してみませんか?

こだま堂漢方薬局

薬剤師:長峯 輝明

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