1. HOME
  2. 紙上 Placemaking「平和への思いを、音楽の力で皆の下へ」/シンガーソングライター  カツルミ さん

紙上 Placemaking
「平和への思いを、音楽の力で皆の下へ」
/シンガーソングライター  カツルミ さん

長崎県大村市で生まれ、音楽が好きで、音大を卒業後、地元長崎でウェディングシンガーとして活動していたカツルミさん。
「オリジナルで挑戦したい」と2007年に活動拠点を東京に移しました。
そんな上京して間もない、8月9日。友人に会った時のことでした。

「今日はいつもより大人しいね」
「8月9日だからね」
「何かあったっけ?」
「長崎に原爆が投下された日だよ」
「あ、そうだっけ」

ズドンときたと言います。
「長崎ではみんなが認識している日でした。でも、そうでない人もいるんだ。当たり前じゃない人もいるんだと知りました。そして、このまま忘れられるんじゃないかと不安にもなりました」

8月6日、8月9日、8月15日。
誰もが認識できるような日にできたら。
それには、説明よりもその人なりの自由な受け取り方で平和を想像できる音楽という方法で伝えられたら。
長崎に生まれた私だから、歌を作っている私だから、平和を伝える使命があるんだと、カツルミさんは思いました。
そして、愛と平和を伝えるカツルミであろうと決意します。

2009年、結婚を機に、彼の地元の多摩市に転居。以来、多摩市在住です。

2012年「多摩市を元気にするイメージソングコンテスト」最優秀賞受賞後の市長との話の中で、「カツルミさん、長崎出身なんですね」と話が伝わりました。

多摩市では、平和の尊さを次世代に継承しようと、多摩市子ども被爆地派遣事業をスタート。
カツルミさんは、2016年から、その報告会で、平和への思いを込めた歌を歌い、話をし続けています。

「参加された皆さんからは、平和への思いはあるけれど出さずにいるんだなと感じました。報告会で私が話し、歌うことで、話していいんだと思っていただいたり、良かったと言っていただいたり。毎回、平和にふりきってお届けしているので、報告会に参加されたからには、思いをしっかりと入れていってほしいなと願って歌っています」

2024年は、8月25日(日)14時から、パルテノン多摩・オープンスタジオが会場です。
どなたも自由に観覧できます。
今年は広島を訪れた子どもたちがそこで感じたこと、学んだ平和への思いを伝えます。
当日先着60名。
ぜひ、足を運んでみませんか?

2023年の報告会の様子

 

プロフィール

かつるみ
長崎で音楽活動を続け、「東京で挑戦を」と27歳で上京。
仕事の幅を広げる中、多摩市生まれの夫と結婚。以来多摩市在住。
2012年「多摩市を元気にするイメージソング」で最優秀賞に。
多摩市の平和活動にも積極的に参加。
2024年の「多摩市平和展」は8/18(日)~25(日)、パルテノン多摩で。報告会は8/25(日)14:00~・先着60名。
第33回多摩市平和展の詳細はこちらから
カツルミさんの公式ホームページはこちらから

 

プレイスメイキング とは
そこに行ったら人と出会えて、つながって、ワクワクドキドキ楽しい時間が過ごせて、笑顔が広がって、まちが盛り上がる何かを作り出せる。そんな空間を、私たちが普段暮らすまちの中に作る取り組みが「プレイスメイキング」。

紙上プレイスメイキング とは
『もしもし』紙上が、そんな「プレイスメイキング 」の場になりたい。『もしもし』に触れることで、新しい人とつながったり、ドキドキワクワクの思いが広がったり、新しい発見があったり、このまちで暮らしていることを嬉しく思ったり、安心したり、心が豊かになったり。そして人に優しくしたいなと思えてきたり。そんな『もしもし』を皆さんに届けたい、一緒にこのまちを楽しい場所にしていくきっかけになれたら。そんな思いを込めました。


#多摩市 #カツルミ #子ども被爆地派遣事業 #平和 #コンサート #広島 #長崎 #多摩市平和展 #placemaking

関連記事