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[みらいっこ コラム]〝演じる〟ように発表、全国中学ビブリオバトル優勝(竹田泉歩樹さん)

さまざまな感情の刺激に出合える〝本〟が好き

「〝本を紹介する人〟を演じるように発表した」と話す竹田泉歩樹(たけだ いぶき)さん。
2023年3月19日(日)に世田谷区の昭和女子大学で開催された、中学生がお薦め本を紹介しあう「第6回全国中学ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、昭和女子大学共催、日本書籍出版協会・松竹芸能協力・あ大日本印刷など後援)で優勝しました。
竹田さんは、幼い頃からお母さんが毎日絵本の読み聞かせをしてくれ、嬉しい気持ちや悲しい気持ちになったり、さまざまな感情の刺激に出合える〝本〟が大好きになったそうです。ピアノの発表会などの経験から、人前に出るのは得意。登場人物の気持ちになりきって気持ちをこめて音読をしたり、学芸会などで役を〝演じる〟ことが好きになっていきました。

大好きな本に関わる大会に出られて嬉しかった

大会参加のきっかけは、国語の先生からの「竹田さん、ビブリオバトルに出てみない?」の一言。
竹田さん自身も、元々興味があった本の大会だったので、すぐに出場を決めました。
紹介本は、冬休みに一気に読破したミステリー小説『同姓同名』(下村敦史著)に。
本の魅力を最大限に伝えられるように、発表の中で粗筋や面白いと思った要素をどのように展開していくか、その言葉選びや表現方法を熟考しながら台本を自分で作り、学年末テストの合間を縫って約3ヶ月間練習し、大会に挑みました。

役を演じるように発表

大会当日。全国各地から、代表の中学生40人が観衆約300人にお気に入りの一冊の魅力を紹介。
竹田さんは、出場するときの気持ちを「緊張はしたけれど、みなさんの前で好きな本を紹介できると思うと嬉しかった」と話します。
出番直前は、軸となるポイントや全体の流れを確認して心を落ち着かせた竹田さん。

いざ本番!
淡々と台本を読むのではなく、得意の〝本を紹介する人〟を演じるという気持ちで、5分間熱弁。
優勝の瞬間は「まさか自分が優勝するとは思わなかったので、素直に嬉しかった」と話します。
将来の夢は、「今は夢を探している最中だけれど、『あなたがいてくれて良かった』と言われる仕事に就きたい。いつか『これだ!』という仕事に出合えたときに、すぐに向き合えるために今は勉強をがんばりたいです」と輝く未来を描きます。

プロフィール

竹田泉歩樹さん
八王子市立由木中学校3年

幼少期から読書が大好きで、音読では感情を込めて読むことも。
今読んでいる本は、青柳碧人著『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』。
ピアノも好きで、今はJ-popをピアノで弾けたらと日々練習に励んでいます。


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