[SDGs コラム]捨てられていた蝋燭と花を新たなキャンドルに
SDGs12 つくる責任 つかう責任
このまま捨てるのはもったいない
環境を考えるきっかけになれば…
「法要・葬儀等で使う蝋燭は一回使ったら破棄し、次の行事ではまた新しい蝋燭を使うのが一般的。これは参加者への配慮からです。そのため、お寺ではまだ使える蝋燭が大量にあって、このまま捨てるのはもったいないなと思ったんです」と語るのは『ひいらぎキャンドル』主宰の堀川えりこさん。八王子市堀之内にある『善照寺』住職の奥様でもあります。
堀川さんが始めたのは、処分する予定だった蝋燭を溶かして、新たにキャンドルを作ること。キャンドルの彩りには、お御堂で使い、こちらも同じように破棄される予定だった花をドライフラワーにして再利用しました。ロウに閉じ込め、灯りに照らされることで、花は再び、息吹を放つといいます。
「今は〝欲しいものが簡単に手に入る〟時代。だから、物を簡単に捨ててしまうということが多く見られ、そのことに対する危惧もあります」と堀川さん。
独学からスタートしたキャンドル制作。もともとものづくりが好きなこともあり、すぐにその虜になりました。
お寺の子ども会でワークショップを開くと大盛況。それを機に、「人に教えるのなら、もっとキャンドルのことを知らないと」と、キャンドル教室等で本格的に学び始めました。そして、試行錯誤を繰り返し、今のスタイルに。
現在は『善照寺』内の一室にアトリエを構え、制作を行い、教室も開いています。
「ものづくりは、集中して作業しているうちに、無心になれる。レッスンに参加される方には、そんな時間も楽しんでいただきたいですね。そして、そんなものづくりが環境について考えるきっかけになれば嬉しいです」と話します。
レッスンは「再利用のロウとお花で作るボタニカルキャンドル」の他、植物性・動物性ワックスを使用した体にも環境にもやさしいキャンドルを制作します。
短時間でできる体験レッスンもありますので、キャンドル制作を体感してみてはいかがでしょう。
★6/23(土)「のうちのマルシェ2023」に参加! 詳しくはこちら
(PROFILE)
ひいらぎキャンドル
八王子市堀之内3-12-19『善照寺』内2F
[問]堀川 TEL.090-7430-9343
[mail]hiiragicandle@gmail.com
公式ホームページはこちら! インスタグラムもご覧に。
#SDGs #キャンドル #ろうそく #リユース #キャンドル制作 #キャンドル教室