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モリテツのキューバ・南米紀行3「巨匠を偲んで3~陽気で親切なキューバ人1」 (ハバナその3)

『ラ・テラサ』の隅の一角のテーブル席はヘミングウェイの定席。今も空けてあるという。
そこに図々しく座らせてもらい、モヒートを注文した。
サトウキビを原料としたラム酒にライムやレモンを加えたキューバ名物のカクテル。
熱暑を吹き飛ばしてスカッとするモヒートあってのキューバだ。
この後、コヒマルを思い描く時は船着き場に立つ我が姿か……と思うと、ゾクッとしてビールに変えた。
……………………
シニアの方はキューバといえば、ケネディ米大統領とフルシチョフ旧ソ連第一書記の名を思い起こすことだろう。1962年10月、ソ連がキューバに核ミサイル配置を決めたことから発生した第三次世界大戦の危機。
両首脳の交渉でミサイル配備が中止されたことから危機は免れた。フルシチョフのこの理性がプーチンにも引き継がれていればウクライナの悲劇は起きなかったろう。

ともかくキューバ革命(1959年)で親米政権を倒したフィデル・カストロ政権が誕生して以来、米国とは微妙な関係が続いている。フロリダまで260㌔と目と鼻の先。
社会主義国家として米国にむやみに寄り添いたくはないが、大国の経済に依存せずに生きることも難しく、制裁で経済状況は厳しい。
新車を見かける機会は少ないが、街中はクラシックカーの見本市でマニアには垂涎の的だろう。
街中に旧式のフォードがさりげなく停まっている。
古典的なサイドカーもよく見かける。

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