モリテツのキューバ・南米紀行5「陽気で親切なキューバ人3」 (ハバナその5)

夕方になると、カルテットのバンドがやって来て、リビングで賑やかにサンバリズムを奏ではじめた。プロではない。近所の若者らしい。みんなじっとしているわけがない。部屋いっぱいにダンスの輪。ディスコにでも連れていかれた感じ。その迫力と熱気に飲まれて呆気にとられていると、手を掴まれて無理やり踊らされたが、とても息が持たず、その場に座り込んで見物させてもらった。すると、今度は孫を連れた宿のお母さんが自慢の美人娘をお披露目。ピンクのビキニ衣装を着こなしたこの子がまたプロはだしのサンバ上手で、キューバではなく、お隣・米国の金髪娘みたいに映る。ともかくみんな表情豊かで、幸せは経済だけがもたらすものではないことを実証してみせるのだった。
- 近所の楽団が駆けつけて
- パーティーはあっという間に盛り上がり
- 踊るより見る方が楽で楽しい
- おませなビキニの美少女